奥田小由女作品

或るページ(あるぺーじ)

白い造型は本のページのように何枚も重なっていますが、本のような整然とした感じはなく、開いたり曲がったり、リズミカルな動きを思わせます。ページの中には人の姿が浮き出し、それぞれのページにそれぞれの人の思いがあらわされているようです。一番左側のページでは、人が穴へと吸い込れていくようにも見え、また穴から出てくるようにも見えます。白一色の斬新な表現技法はこれまでにない人形のかたちを見せつけることになりました。改組第四回日展で特選を受賞した、初期の記念碑的作品です。

作品情報

制作年:1972(昭和47)年 第4回日展 特選
材質・形状:木・桐粉・胡粉
サイズ:49.0cm×75.0cm×35.0cm

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