公益財団法人について

理事長あいさつ

当公益財団法人は、奥田元宋・小由女美術館の管理運営母体として開館前の準備段階である2005(平成17)年3月に財団法人奥田元宋・小由女美術館として設立し、奥田元宋・小由女美術館開館時の2006(平成18)年4月から市からの指定管理を受け管理運営を始めました。その後、2013(平成25)年4月に現在の公益財団法人奥田元宋・小由女美術館に移行し、同じ市立美術館である三良坂平和美術館(三良坂町)および美術館あーとあい・きさ(吉舎町)、また市立歴史民俗資料館である吉舎歴史民俗資料館(吉舎町)を含めて4館を一括して管理運営しています。

奥田元宋・小由女美術館をはじめ、三良坂平和美術館、美術館あーとあい・きさおよび吉舎歴史民俗資料館は三次市を代表する文化芸術・歴史展示施設です。各館が2004(平成16)年の三次市合併前の設立趣旨を受け継ぎながら、それぞれが特色ある展示、収集、保存、調査活動を行っており、これらの施設や活動を通じて本市の魅力ある芸術、伝統ある歴史をすぐれた文化として広く内外に発信していくことが当財団の大きな役割であると考えています。

この度、令和2年度文化勲章を当財団の顧問である奥田小由女先生が受章されました。夫の日本画家奥田元宋先生が1984(昭和59)年に同じく文化勲章を受章されていますので、夫妻での受章は史上初のことであります。お二人の名前を冠する奥田元宋・小由女美術館および当館を管理運営する当財団としてはこの上ない喜びであるとともに、大いなる栄誉です。

今後とも奥田元宋並びに奥田小由女の二人の文化勲章受章者の名前を冠する美術館を管理運営する公益財団法人として、よりいっそう優れた芸術文化や歴史、また様々なサービスを提供することで更なる文化レベルのアップや来館者の満足度を高めるとともに、透明性の高い効率的な管理運営や経営に努めてまいりますので、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人奥田元宋・小由女美術館
理事長 黒瀬真一郎

法人設立趣旨と運営

当公益財団法人は、設立当初は奥田元宋・小由女美術館において元宋・小由女夫妻の作品をはじめとする美術品等の収集、保管、展示公開を行うとともに、教育普及事業、市民活動支援事業を推進し、あわせて芸術文化の交流発展をめざした諸事業を展開し、もって地域文化の振興に寄与することを目的に設立しました。

また、三良坂平和美術館は、1986(昭和61)年に旧三良坂町が行った非核平和自治体宣言を記念し、地域文化への貢献を目的に1991(平成3)年に開館しました。三良坂町出身の洋画家柿手春三をはじめとする交友のあった画家の作品展示や個展やグループ展などを通じて、平和尊重の意識高揚や地域の芸術家を支援するなど県北の芸術文化の発展に貢献することを目的としています。

さらに、美術館あーとあい・きさおよび吉舎歴史民俗資料館においては、奥田元宋・小由女夫妻の出身地の美術館として、夫妻の作品をはじめとするゆかりの美術作品等を通じて、地域の芸術・文化の振興に寄与するとともに、郷土の歴史・文化に対する理解や親しみを深めるための事業を展開し、地域文化の向上に寄与することを目的としています。

公益財団法人への移行後はこれら各施設の設立趣旨や目的、特色等を活かしながら当財団の運営を行っております。

公開情報

定款

事業報告(過去5年間)

収支決算報告(過去5年間)

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