2023.4/20 ~ 6/13 菱田春草と画壇の挑戦者たち

―明治・日本画の前衛を駆ける―

明治時代後期、新しい日本画のあり方を模索しながら数々の傑作を生みだした日本画家・菱田春草。36歳という若さで世を去るまで、共に研鑽を積んだ仲間たちとともに常に革新的な表現を求め続けたその画業を改めてご紹介します。

静かに燃えるような
画家たちの挑戦の数々を
目の当たりにしてください!

プロフィール

1874(明治7)年、長野県飯田市に生まれた春草はやがて上京、1890(明治23)年に東京美術学校へ第三期生として入学します。橋本雅邦、岡倉天心に学び、卒業後の1898(明治31)年には天心らとともに日本美術院を結成し、横山大観、下村観山らとともに画境を究める日々を過ごします。伝統的な線描を排した「朦朧体」への挑戦や、渡欧を経て西洋・東洋の美術への思索を深め、古典や色彩表現への意識を高めていきました。

本展では、春草が試みた表現を「線」「空気・光」「色彩・古典」などの視点から構成しご紹介するとともに、橋本雅邦、下村観山、横山大観、西郷孤月らゆかりの深い作家の作品も併せて展示し、画壇の挑戦者たちの表現に迫ります。

本展は春草の故郷・長野県において初期日本美術院作家の代表的な作品を数多く所蔵し、展示を通して地域文化に貢献を続けている水野美術館の特別協力により、その貴重なコレクションのなかから選りすぐった作品による展覧会となります。

会期

2023年4月20日(木)~6月13日(火)
※会期中の休館日 : 毎週水曜日(但し5月3日(水)は開館)

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室

開館時間

午前9時30分から午後5時

※入場は閉館時間の30分前まで
※5月6日(土)・6月4日(日)は開館時間を午後9時まで延長

入場料金

  • 一般 : 1,000(900)円
  • 高校・大学生 : 500(400)円
  • 中学生以下 : 無料

※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

主催

奥田元宋・小由女美術館、中国放送、中国新聞社

後援

広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、
FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送、
FM東広島89.7MHz、三次ケーブルビジョン、三次市、三次市教育委員会

特別協力

水野美術館

企画協力

株式会社アートワン

関連イベント

ギャラリートーク

●日時:①5月14日(日)②6月4日(日) 各日とも15:00~

●場所:展示室 ※展覧会チケットが必要です

令和5年度三次市支援事

この事業は、三次市の補助金等の支援により実施しています。

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