2012.2/23~4/1 生誕100年記念写真展 土門拳の昭和

日本史における大きな激動期のひとつ「昭和」の姿を写真に収め、それを観る人々へ多大な啓発を促した報道写真家・土門拳(1909~1990年)。社会を非演出に捉える徹底したリアリズム写真を追及しつつ、写真は一個独立した芸術であること主張しました。強いメッセージ性を持つ彼の写真論は当時のアマチュア写真家たちを鼓舞し、その後の日本写真界に大きな影響を与えています。彼のテーマは人物、生活、古美術、芸能、建築、風景など多岐にわたり、また「鬼の土門」と呼ばれるほどに執拗な姿勢で、被写体に極限まで迫った写真は今もなお生命感に溢れ、多くの写真ファンを魅了し続けています。

本展覧会では、2009年に生誕100年を迎えた土門拳の写真人生を振り返りながら、彼が捉えた「昭和」の写真作品約300点を展示します。写真芸術に加えて昭和史の重要場面に触れるという、幅広い文化を体感できる機会となります。

展示作品・構成

・戦前・戦中の仕事
「早稲田大学経済学部卒業アルバム」「赤十字看護婦」「横須賀海兵団」
「農村と沖縄」「文楽」「職人の手」「室生寺」など

・戦後日本の歩みとともに
「敗戦後の東京」「街角・人々の暮らし」「江東のこども」
「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」「第二次羽田闘争」など

・風貌
志賀直哉・川端康成・斉藤茂吉・梅原龍三郎・藤田嗣治・棟方志功など
文化人の肖像写真

・日本の美
「古寺巡礼」の仏像写真や古美術品、日本の風景などの写真

・その他、土門が愛用したカメラや、リハビリのために描いた水彩画、
一世を風靡した「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」の写真集など、

あわせて、約300点を展示します。

会期

平成24年2月23日(木) ~ 4月1日(日)
※会期中の休館日 : 3月14日(水)

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室1~3

開館時間

9:30 ~ 17:00
※3月8日(木)は開館時間を21:00まで延長

入場料金(常設展+企画展の観覧)

  • 一般 : 1,000(900)円
  • ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,800円(2名分)
  • 高校・大学生〔学生証の提示が必要〕 : 500(400)円
  • 中学生以下 : 無料

※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

会期中イベント(予定)

◆特設写真展 『三次の昭和』

美術館エントランスギャラリー、ロビー等にて、
三次市内の昭和の時事・群像を撮影した写真を展示します。(鑑賞無料)

学芸員によるギャラリートーク ※終了しました

 会期中の毎週日曜日 11:00~ / 3月8日(木) 18:00~
講師 : 当館学芸員 ※特別展観覧チケットが必要です

◆ 満月ロビーコンサート ※終了しました

3月8日(木) 14:00~ / 19:00~ の二回公演
「ピアノの風景画 ~
ピアノ連弾による景色 ~ 」
出演 ピアノデュオ セセディーユ 【青山佳子 富永やよい】

満月エクスプレスパック ※終了しました

3月8日(木) 料金5,700円

  • 往復バスチケット(広島バスセンター ⇔ 美術館)
  • 館内レストランでのディナー(グラスワイン付)
  • 展覧会チケット
  • 満月ロビーコンサート
  • 絵葉書プレゼント

前売券販売所

【広島県内】
福屋八丁堀本店・駅前店,天満屋アルパーク店・福山店,ひろしま夢ぷらざ,
広島県内の主なゆめタウンとイズミ,
中国自動車道安佐SA(上り)インフォメーション,
山陽自動車道宮島SA(上り)・小谷SA(下り)各インフォメーション
中国新聞社読者広報部,中国新聞各販売所(取り寄せ)

【三次市内】
サングリーン,CCプラザ,市役所東館受付

主催

奥田元宋・小由女美術館 中国新聞 中国放送

協力

財団法人土門拳記念館 http://www.domonken-kinenkan.jp/
酒田市 酒田市教育委員会 財団法人草月会

協賛

株式会社ニコン 株式会社ニコンイメージングジャパン 富士フイルム株式会社

後援

広島テレビ 広島ホームテレビ テレビ新広島 広島エフエム放送
三次ケーブルビジョン 三次市 三次市教育委員会

企画協力

クレヴィス

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