2007.4/3~6/10 川喜田半泥子と人間国宝たち  ―桃山ルネッサンス・陶芸の近代化-

昭和初期・古陶磁に人々の関心が集まる中、美濃、瀬戸、伊賀、備前、唐津などの桃山陶器が高く評価されるようになります。三重県津市の素封家(資産家)・川喜田家の十六代として生まれ、経済界で活動する一方、数寄風流の人として陶芸、書などさまざまな分野で活躍した川喜田半泥子の呼びかけで、昭和17(1942年)、荒川豊蔵、三輪休和、金重陶陽らが集まり『からひね会』を結成。桃山期の茶陶の復興を創作の根拠に据え、古陶の研究や古窯の発掘を行い、「酒を酌み交わし陶芸談を楽しむ」ことをモットーとし桃山陶の復興と陶芸の近代化を目指しました。
この展覧会では、『からひね会』に集まった仲間たちの作品を中心に、親交があった中里無庵、小山冨士夫、北大路魯山人らの陶芸作品、書、絵画、書簡など合わせた約160点を紹介します。桃山ルネッサンスを代表する陶芸家たちの技と、師弟関係とは一味違うおおらかな交遊の様子をお楽しみください。

会期

平成19年4月3日(火) ~ 6月10日(日)
会期中の休館日 : 4月11日(水)・5月9日(水)

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室1~3

開館時間

10:00 ~ 18:00
4月3・4日、5月2・3日、6月1・2日は22:00まで開館時間を延長

入場料金(常設展+企画展の観覧)

  • 一般 : 1000(900)円
  • ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1800円(2名分)
  • 高校・大学生 : 500(400)円
  • 中学生以下 : 無料

※( )内は20名以上の団体および前売り料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

《出品内容》

川喜田半泥子 《伊賀水指 銘『慾袋』》
荒川豊蔵   《鼠志野亀甲絵茶碗》(愛知県陶磁資料館蔵)
三輪休和   《白萩編笠水指》
金重陶陽   《備前四方平鉢
藤森成吉歌 銘『冬の月』》
中里無庵   《朝鮮唐津耳付水指》
小山冨士夫  《朝鮮唐津茶碗》
北大路魯山人 《赤呉須牡丹鉢》   

など 約160点展示予定

会期中の催し等

会期中、美術館の茶室にて呈茶を毎日行います。

主催

奥田元宋・小由女美術館 読売新聞大阪本社 美術館連絡協議会

協力

石水博物館

協賛

ライオン 清水建設 大日本印刷

後援

中国放送 広島テレビ 広島ホームテレビ テレビ新広島 広島エフエム放送
三次ケーブルビジョン 三次市 三次市教育委員会

企画協力

E.M.I.ネットワーク

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