2016.4/25~6/5 風景の美 再発見! 川瀬巴水展

郷愁の日本風景

大正から昭和にかけて日本各地の風景を描き続け、「昭和の広重」と称された木版画家・川瀬巴水(1883-1957)の回顧展です。
東京に生まれた巴水は、幼い頃から絵を好み、画家の道を志します。しかし本格的な修業の開始は遅く、日本画家・鏑木清方に入門を果たしたときには、すでに27歳になっていました。転機が訪れたのは大正7(1918)年。同門の伊東深水が手がけた連作《近江八景》を見て木版画の魅力に打たれます。以降、おもに版元の渡邊庄三郎と組み、日本全国を旅して、生涯に600点を超える作品を残しました。それらの作品は国外でも大変な人気を博し、かのスティーブ・ジョブズも巴水作品のコレクターとして知られています。
巴水が選んだのは、かつて日本のどこにでもあった風景です。巴水の描いた四季折々の日本の情景は、平成の私たちにも郷愁を呼び起こしてくれるでしょう。川瀬巴水の代表作を含む約130点の木版画によって、その芸術の魅力に迫ります。

展示構成
第1章  日本の名所を訪ねて 大正期の作品より
第2章  四季を巡る 昭和期の作品より
第3章  中国・四国地方の情景
第4章  川瀬巴水と月
第5章  奥田元宋ゆかりの風景

会期

平成28年4月25日(月) ~ 6月5日(日)
会期中の休館日 : 5月11日(水)

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室

開館時間

午前9時30分 ~ 午後5時 ※入場は閉館時間の30分前まで
5月22日(日)は開館時間を午後9時まで延長

入場料金(常設展+企画展の観覧)

  • 一般 : 1,000(900)円
  • ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,800円(2名分)
  • 高校・大学生 : 500(400)円
  • 中学生以下 : 無料

※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

前売券販売所

【広島県内】
福屋八丁堀本店・広島駅前店/天満屋広島アルパーク店・福山店/ひろしま夢ぷらざ/
広島県内の主なゆめタウン/中国自動車道安佐SA(上り)インフォメーション
中国新聞社読者広報部/中国新聞各販売所(取り寄せ)

【三次市内】
サングリーン / CCプラザ

会期中のイベントなど

◆特別ギャラリートーク
講師 : 渡邊章一郎氏(渡邊木版美術画舗代表)
日時 : 5月8日(日)午前11時~/午後1時~ 各回30分程度
※展覧会チケットが必要です。

◆当館学芸員によるギャラリートーク
日時 : 5月1日(日)、15日(日)、29日(日) 各回午後1時~
※展覧会チケットが必要です。

◆茶室「待月庵」呈茶開催
展覧会期中に呈茶サービスを行います(有料)

◆満月ロビーコンサート
5月22日(日)
美術館ロビーにて午後2時~/午後7時~の2回公演を予定

※コンサートの鑑賞は無料です

◆満月エクスプレスパック
5月22日(日)
料金 5,800円 (大人一名様 ※要予約)

往復バスチケット(広島バスセンター ⇔ 三次バスセンター)、
館内レストランでのディナー、展覧会チケットなどを含む美術館鑑賞パック。
※お申込み・お問い合わせは当館まで

主催

奥田元宋・小由女美術館、NHK広島放送局、中国新聞社

後援

三次市、三次市教育委員会

特別協力

渡邊木版美術画舗

協力

ギャラリー・ヌーベル

広報協力

中国放送

制作協力

NHKサービスセンター

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