2019.2/22~4/7 吉村芳生 超絶技巧を超えて

鉛筆を使ってひと文字ずつ描き写された新聞の一面や、一年間の自らの顔を描いた365枚の自画像など、途方もない時間と気の遠くなるような作業の集積によって、「超絶技巧」を超えた独自の作品を描き出した吉村芳生の画業をご紹介します。
1950年、山口県防府市に生まれた吉村は山口芸術短期大学を卒業後、広告代理店勤務を経て1976年に上京、創形美術学校にて版画を学び在学中から公募展、国際展などに積極的に出品します。1985年からは現在の山口市徳地に居を移し、山口県美術展などを中心に出品を重ねます。2007年に開催された「六本木クロッシング2007:未来への脈動」(森美術館)への出品によって全国的に脚光を集めるようになりましたが、2013年に病により惜しまれつつ早逝しました。
大規模な回顧展となる本展では、初期のモノクロームによる「ドローイング写真」のシリーズや、代表的なシリーズとなる「新聞と自画像」の一連の作品、色鉛筆によって克明に描きこまれたコスモス畑やフジの花など、代表作を含むおよそ60件の作品を一挙にご紹介します。ひたむきに描き続け、走り続けた画家・吉村芳生。その軌跡をぜひ会場でご覧ください。

※本展覧会は今後、以下の会場にも巡回いたします。
【京都会場】 2019年5月11日~6月2日 美術館「えき」KYOTO
【長野会場】 2020年4月11日~5月31日 水野美術館

会期

平成31年2月22日(金) ~ 4月7日(日)
※会期中の休館日 : 3月13日(水)

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室

開館時間

9:30 ~ 17:00 ※入場は閉館時間の30分前まで
※3月21日(木祝)は開館時間を21:00まで延長

入場料金(常設展+企画展の観覧)

  • 一般 : 1,000(900)円
  • ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,800円(2名分)
  • 高校・大学生 : 500(400)円
  • 中学生以下 : 無料

※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

前売券販売所

【 チケットぴあ(Pコード:769-154) 】
【 e+(イープラス) http://eplus.jp(PC・携帯) 】【広島県内】
福屋八丁堀本店・広島駅前店/天満屋広島アルパーク店・福山店/ひろしま夢ぷらざ/
中国新聞社読者広報部/中国新聞各販売所(取り寄せ)【三次市内】
サングリーン / CCプラザ
※一部の販売箇所では販売期間が異なる場合がございます。

会期中のイベントなど

◆特別ギャラリートーク
日時 : 3月17日(日)14時から30分~1時間程度
講師 : 吉村大星 氏(画家 / 吉村芳生 長男)
場所 : 企画展示室内

※事前申し込み不要 ※展覧会チケットが必要です

◆当館学芸員によるギャラリートーク
日時 : 2月24日(日),3月1日(金),3月31日(日)
各日13:00 ~
 ※事前申し込み不要 ※展覧会チケットが必要です。

◆関連講演会 『1970~80年代、広島の現代美術を通して』
日時 : 3月24日(日)13時から1時間程度
講師 : 金田晉 氏(美学者 / 広島大学名誉教授)
場所 : 美術館ロビー
参加費:無料 / 定員:50名

※参加希望申し込み制。お申し込みはTEL,FAX,E-mail等で当館まで。

◆茶室「待月庵」呈茶開催
展覧会期中の土・日・祝日を中心に呈茶サービスを行います(有料)

◆満月ロビーコンサート
3月21日(木祝)
美術館ロビーにて14:00 ~ / 19:00 ~の2回公演を予定

※コンサートの鑑賞は無料です

◆満月エクスプレスパック
3月21日(木祝) 料金 5,800円 (大人一名様 ※要予約)

往復バスチケット(広島バスセンター ⇔ 三次バスセンター)、
館内レストランでのディナー、展覧会チケットなどを含む美術館鑑賞パック。

主催

奥田元宋・小由女美術館,中国放送,中国新聞社

後援

広島テレビ,広島ホームテレビ,テレビ新広島,広島エフエム放送,
FMちゅーピー76.6MHz,エフエムふくやま,尾道エフエム放送,
FM東広島89.7MHz,三次ケーブルビジョン,三次市,三次市教育委員会

企画協力

株式会社アートワン

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