ロビー

東の空をのぞむ大きなガラス窓から月の出を観賞できる設計になっています。木々の間から月が出ようとするその景観は、奥田元宋の代表作《待月》を再現する趣向です。奥田元宋の絵画を作家の故郷・三次の自然の景色を使って再現することで、作家の原点を改めて感じられる空間となっています。
奥側は四国産の庵治石が積み重ねられた壁面となっています。ノミ跡の残る手仕上げの石積みには設計者の並々ならぬこだわりが見られます。
夜のロビーからは月の出や移動の様子が鑑賞できます(時期によって見え方が違います)。
満月の夜は開館時間を21時まで延長して美術館で月の鑑賞ができる趣向となっています。
ロビーは折にふれて講演やコンサートを行うスペースとしても活用しています。
満月の夜にはロビーコンサートを開催し、様々な美術館の顔を演出してまいります。

 


ロビー

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