展覧会・イベント
常設展

日本で初めて、共に文化勲章を受章した芸術家夫妻の奥田元宋と奥田小由女の代表作を年間通して紹介しています。
日本画家・奥田元宋の作品は日展出品作である代表作のうち『元宋の赤』で描かれた作品を中心に秋をイメージした作品を展示。
人形作家・奥田小由女の作品は初期の「白の時代」の作品や色彩豊かな女性像を中心に展示。様々な祈りの気持ちを形にした作品も数多く紹介しています。
企画展

明治36 (1903)年、青森市に鍛冶屋の三男として生まれた棟方志功。青森地方裁判所弁護士控所で給仕として働くかたわら油彩画を独学し、大正13(1924)年に画家を志して上京します。しだいに版画の制作に注力していくなかで、浜田庄司や柳宗悦、河井寛次郎などの民芸運動の指導者の知遇を得て交流を深めます。戦後は海外での相次ぐ受賞によって「世界のムナカタ」としてさらに評価を高めました。白と黒の力強いコントラストや大胆な線による画面構成、裏面からの彩色などの独自の技法も駆使して生み出されたその作品は、没後50年を迎える今日もなお人々を惹きつけ愛されています。
本展では作家の郷里・青森においてその業績を顕彰し続ける棟方志功記念館の協力により、その貴重なコレクションを通して棟方の画業を通覧できる内容となります。
代表的な「板画」作品とともに、貴重な初期の油彩画や、東北地方をテーマとした作品の紹介も通じて、作家と故郷青森との深いつながりも感じていただける内容となります。

《護法神》 延宝2(1674)年頃 長間薬師寺蔵 【中国地方初公開】
江戸時代初めの寛永9(1632)年、美濃国(岐阜県)に生まれた円空は、出家後に、像を作りはじめた32歳から、元禄8(1695)年に64歳で亡くなるまでの30年余りの間に、日本各地を巡錫しながら12万体の像を彫り遺したとされています。現在確認されているだけでも、実に5400余体にも上ります。
《地蔵菩薩》 元禄4(1691)年
小川地蔵堂蔵(下呂温泉合掌村円空館寄託保管)
【中国地方初公開】
本展は、円空没後330年を記念し、今も伝え継がれる円空像の中から、初公開を含む優れた像をおよそ150体で紹介いたします。円空造像のはじまりとされる自らの悟りの境地を追い求めた〈上求菩提(じょうぐぼだい)〉と、後半生の庶民を仏の道へ導き救済をめざした〈下化衆生(げけしゅじょう)〉の二つの世界観で構成し、円空の信仰と布教の変遷を、躍動する鑿使いで表現されたさまざまな祈りのかたちでたどります。
※展覧会情報については随時追加していきます。
呈茶

コンサート

第243回満月ロビーコンサート
「秋の夜長とボサノヴァと Ⅱ」
■出演者
・MIDORi(ボサノヴァ歌手)・いわみん(ギタリスト)
■曲目
・想いあふれて
・コルコバード 他
■時間:①昼の部(14:00~) / ②夜の部(19:00~)の二回公演