2018.4/27~6/17 生誕120年 児玉希望展

明治31(1898)年 広島県高田郡来原村(現在の安芸高田市高宮町)に生まれた児玉希望は、東京に出て尾竹竹坡に入門、続いて川合玉堂に師事して画技を磨きます。また、本郷洋画研究所に通って油彩画も学びました。大正10(1921)年の第3回帝展に初入選。以後同展では二度の特選を受賞し、画壇での評価を確かなものとしました。また、昭和3(1928)年には玉堂門下の仲間と戊辰会を組織、昭和12(1937)年からは児玉希望画塾を主宰して、それらの展覧会でも連年力作を発表しました。戦後は、日展等を舞台に西洋近代美術の研究にも意を注ぎ、昭和32(1957)年からはヨーロッパに約一年間滞在。水墨画への意欲を新たにした画家は、抽象表現や斬新な解釈による仏画にも新境地を開きます。その旺盛な創作意欲は晩年まで尽きることがなかったのです。
本展覧会は、幅広い作風を展開した児玉希望の代表作を網羅しながら、初期から晩年までの100余点によって構成されます。その中には新たに所在の判明した大作も複数含まれます。風景、花鳥、歴史人物、抽象表現、さらには水墨画や油彩画などの多彩な作品を通じて、画業の全貌を紹介し、その作品の魅力に迫ります。

【児玉希望展 広島会場出品リスト(pdfファイル)】

会期

平成30年4月27日(金) ~ 6月17日(日)
【前期】4月27日(金) ~ 5月23日(水)
【後期】5月24日(木) ~ 6月17日(日)

※会期中の休館日 : 5月9日(水),6月13日(水)
※本展覧会は今後、以下の会場にも巡回いたします。
平成30年7月13日~8月26日 富山県水墨美術館
平成30年10月13日~11月25日 茨城県立天心記念五浦美術館

会場

奥田元宋・小由女美術館 企画展示室

開館時間

9:30 ~ 17:00 ※入場は閉館時間の30分前まで
※4月30日(月・振休),5月28日(月)は開館時間を21:00まで延長

入場料金(常設展+企画展の観覧)

●一般 : 1,000(900)円
●ペアチケット〔一般男女のペアのみ〕 : 1,800円(2名分)
●高校・大学生 : 500(400)円
●中学生以下 : 無料
※( )内は20名以上の団体料金および前売料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料

前売券販売所

【チケットぴあ(Pコード:769-028)】
【e+(イープラス) http://eplus.jp(PC・携帯)】
※ホームページ

【広島県内】
福屋八丁堀店・広島駅前店/天満屋アルパーク店・福山店/ひろしま夢ぷらざ/
中国新聞社読者広報部/中国新聞各販売所(取り寄せ)

【三次市内】
サングリーン / CCプラザ

会期中のイベントなど

◆当館学芸員によるギャラリートーク
日時 : 5月6日(日),5月20日(日),6月3日(日),6月17日(日) 各日13:00 ~
講師 : 永井明生(奥田元宋・小由女美術館 学芸主幹)
※展覧会チケットが必要です。

◆ワークショップ「児玉希望の絵にチャレンジ!~絹に水墨で花を描こう~」
日時 : 5月13日(日) 13:30~ (2時間程度)
講師 : 中尾泰斗(日本画家、福岡女学院大学講師)
場所 : 奥田元宋・小由女美術館ロビー
内容 : 
児玉希望の描いた作品を鑑賞したあと、その多彩な技法の一端を、実際に絵に描いて追体験します。
体験参加希望者申込み制(10名) ※高校生以上対象
申込みなど、詳細は美術館にお問い合わせください。

◆茶室「待月庵」呈茶開催
展覧会期中の土・日・祝日を中心に呈茶サービスを行います(有料)

◆満月ロビーコンサート
4月30日(月・振休), 5月28日(月)
美術館ロビーにて14:00 ~ / 19:00 ~の2回公演を予定

※コンサートの鑑賞は無料です

◆満月エクスプレスパック
4月30日(月・振休), 5月28日(月)
料金 5,800円 (大人一名様 ※要予約)

往復バスチケット(広島バスセンター ⇔ 三次バスセンター)、館内レストランでのディナー、展覧会チケットなどを含む美術館鑑賞パック。
※お申し込みは当館まで

主催

奥田元宋・小由女美術館、NHK広島放送局、中国新聞社

後援

中国放送, 広島テレビ,広島ホームテレビ,テレビ新広島,広島エフエム放送,
FMちゅーピー76.6MHz,エフエムふくやま,尾道エフエム放送,FM東広島89.7MHz,
三次ケーブルビジョン,三次市,三次市教育委員会

特別協力

広島県立美術館

協賛

賀茂鶴酒造株式会社

制作協力

NHKサービスセンター

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