令和2年度の文化勲章を当財団顧問である奥田小由女先生が受章されました。

奥田小由女先生は昭和11(1936)年生まれで、三次市吉舎町で育ち、日彰館高等学校を卒業され、人形作家の道を歩まれました。平成10(1998)年には日本芸術院会員となられ、翌平成11(1999)年には日展常務理事に就任され、平成20(2008)年には文化功労者に顕彰されました。平成26(2014)年から日展で女性初の理事長に就任されるとともに、令和2(2020)年から現代工芸美術家協会理事長にも就任され、現在に至っています。奥田元宋先生が昭和59(1984)年に文化勲章を受章されていますので、日本で初めて夫婦ともに文化勲章の受章者となります。文化勲章の親授式は11月3日に皇居で行われました。

奥田小由女先生の主要な人形作品は、当館の常設展示室で公開しています。皆さまの平素からのご支援に感謝申し上げます。


令和2(2020)年11月3日

公益財団法人奥田元宋・小由女美術館

 


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